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- はじめに ─ 大家20年の僕が「最初から知っておきたかった」こと
- 結論:不動産投資の「正しい3段階」
- 第1段階|不動産クラファンから始めよう
- 第2段階|区分マンション or 戸建て1件目
- 物件視察で必ずチェックすべき10項目
- 管理会社選びの具体的な基準
- 不動産投資セミナー|本気の人は受けるべき
- 不動産投資の「数字」の見方
- 不動産投資30年収支シミュレーション|戸建てと区分マンションを比較する
- 減価償却の仕組みと節税効果を具体的に計算する
- 住宅ローン vs 事業融資(投資用ローン)
- 不動産投資のリアルなリスク(隠さず伝えます)
- シンパパ視点|不動産投資のメリット
- 不動産投資をやってはいけない人
- 4児パパが20年やってきた失敗談
- 不動産投資でよく見る失敗パターン(他の大家仲間の事例から)
- 不動産投資でよくある質問(Q&A)
- まとめ:今日から始める3ステップ
- おわりに
- 関連記事
- 免責事項
はじめに ─ 大家20年の僕が「最初から知っておきたかった」こと
「不動産投資って、結局どうやって始めればいいの?」
正直、20代で1棟目の物件を買ったとき、情報の少なさと不安で泣きそうでした。
書店の不動産投資本を10冊読んでも、
- 「年収の◯倍までローンOK」
- 「利回り◯%以上を狙え」
- 「立地が全て」
みたいな抽象論ばかり。
「で、結局僕は何をすればいいの…?」という状態。
でも、20年やってきた今、はっきり言えることがあります。
不動産投資は「正しい順番」で進めれば、誰でも資産化できる
この記事では、
- 兼業大家20年・複数物件保有
- 物件購入から登記、管理、夜逃げ、修繕、空室対策、訴訟、住宅ローン、事業融資まで全経験
- 個人事業主20年・投資家20年・4児を育てるシングルファーザー
という立場から、不動産投資の本気の始め方を伝えます。
結論:不動産投資の「正しい3段階」
最初に結論からお伝えします。
【不動産投資ロードマップ】
1. 第1段階:不動産クラファンで不動産の感覚を掴む(1万円〜)
2. 第2段階:知識をつけてから区分マンション or 戸建て1件目(数百万〜数千万)
3. 第3段階:1棟物・複数物件への展開(億単位の融資)
最初から1棟物を狙うのはハードル高すぎ。
段階的に進めるのが、失敗しない最大のコツです。
第1段階|不動産クラファンから始めよう
なぜクラファンから始めるべきか
実物不動産はいきなり数千万円の借金を負う重い決断。
でも不動産クラファンは、
- 1万円から始められる
- 借入なし
- 管理の手間ゼロ
- 元本毀損リスクは限定的(優先劣後方式)
「不動産投資の感覚を掴む練習場所」として最適。
主要な不動産クラファン5社
僕が実際に使っている主要5社:
| サービス | 利回り目安 | 最低投資額 |
|---|---|---|
| COZUCHI | 4〜10% | 1万円 |
| CREAL | 4〜6% | 1万円 |
| Rimple | 3〜5% | 1万円 |
| 利回りくん | 4〜6% | 1万円 |
| TECROWD | 8〜11% | 10万円 |
→ COZUCHI
→ CREAL
クラファンで学べること
- 物件タイプ(居住用、商業、ホテル、保育園等)の違い
- 利回りの相場感
- 運用期間と資金拘束の感覚
- 市場の動向
これを1〜2年経験してから、実物不動産にステップアップするのが堅実。
第2段階|区分マンション or 戸建て1件目
「区分」と「戸建て」どちらで始めるか
| 項目 | 区分マンション | 戸建て |
|---|---|---|
| 購入価格 | 1,000〜3,000万円 | 500〜2,000万円 |
| 利回り(表面) | 4〜7% | 7〜12% |
| 立地選び | 都心の駅近 | 郊外でもOK |
| 管理 | 管理会社が修繕・共用部対応 | 自分で全部対応 |
| 流動性 | 高い(売却しやすい) | 低い |
| 空室リスク | 中 | 高い |
| 入居期間 | 短め(単身者多い) | 長め(ファミリー) |
シンパパが選んだ「戸建て」
僕は最初の1件目を中古戸建てにしました。
理由:
- 借入額が小さい(500万〜1,500万円)→ 失敗しても傷が浅い
- 利回りが高い(10%前後)
- ファミリー層が長期入居してくれる
- DIY・修繕で勉強になる
ただし、戸建ては立地次第。需要のないエリアは絶対避けるべき。
区分マンションの選び方
「立地最優先」が鉄則。
- 都心または準都心
- 駅徒歩10分以内
- 築20年以内
- 単身者向けワンルーム or 1K(需要が安定)
戸建ての選び方
- 駅徒歩15分以内
- 学区が良い(ファミリー需要)
- 築30年以内(リフォーム前提)
- 駐車場2台分(地方の場合)
物件視察で必ずチェックすべき10項目
資料(マイソク)だけで判断するのは危険です。現地に足を運んで初めてわかることが山ほどあります。20年間で数えきれないほど物件を見てきた経験から、視察時に必ず確認すべきポイントをまとめます。
- 周辺の空室状況――近隣の賃貸物件に「空室あり」の看板が多い場合、そのエリアの賃貸需要は要注意。
- 駅からの実測時間――マイソク記載の徒歩分数は道路距離80mを1分で計算しただけの数字。信号待ちや坂道は考慮されていないので、実際に歩いて確認する。
- 日当たりと風通し――昼と夕方の2回、可能なら訪問して確認する。
- 近隣の施設・騒音源――工場、幹線道路、線路、繁華街との距離感。
- 建物の傾き・ひび割れ――ビー玉を床に置く、外壁のクラックを目視するなど簡易チェックでも異常の兆候はつかめる。
- 雨漏り・シミの跡――天井や壁の変色は要注意サイン。
- 給排水・水回りの状態――水を実際に流してみて、排水の勢いや異音を確認する。
- 電気容量とガスの種別――都市ガスかプロパンかで入居者の生活コストが変わり、客付けにも影響する。
- 接道状況――再建築不可物件でないか、建築基準法上の道路に2m以上接しているかは必ず役所調査で確認する。
- 境界の確定状況――隣地との境界標が明確か。曖昧な場合は将来の売却時にトラブルの元になる。
特に9番目の接道状況は素人には判断が難しく、再建築不可物件を知らずに購入してしまう失敗が非常に多いポイントです。役所の建築指導課で「道路調査」をすれば無料で確認できるので、契約前に必ず自分の目で確認することをおすすめします。
管理会社選びの具体的な基準
物件選び以上に重要と言っても過言ではないのが管理会社選びです。同じ物件でも、管理会社の力量次第で空室期間も収益も大きく変わります。
| チェック項目 | 確認方法 |
|---|---|
| 管理戸数・実績 | 地域内でどれだけの戸数を管理しているか、営業年数はどのくらいか |
| 入居率の実績 | 直近1〜2年の平均入居率を数字で開示してもらう |
| 客付け網の広さ | 自社仲介だけでなく、他の仲介会社にも物件情報を開放しているか(レインズ登録の有無) |
| 報告・連絡の頻度 | 入居者トラブルや修繕発生時の連絡スピード・報告書のわかりやすさ |
| 管理委託料の内訳 | 基本料金に何が含まれ、何がオプションで追加費用になるか |
| 原状回復費用の見積もり基準 | 退去時の原状回復費用が国交省ガイドラインに沿っているか |
管理会社は一度契約したら終わりではなく、成果が悪ければ変更できるのが原則です。管理委託契約の解約予告期間(多くは1〜3ヶ月前)を確認しておき、空室が長期化する・報告が雑・対応が遅いといった状態が続くようなら、乗り換えを検討する価値は十分にあります。
不動産投資セミナー|本気の人は受けるべき
「セミナーは胡散臭い」という偏見はもったいない
正直、僕も最初は「セミナー=勧誘」と思ってました。
でも、良いセミナーは情報の宝庫。
- 物件の見方
- 融資の組み方
- 税務の基本
- 管理会社の選び方
これを独学で身につけるには年単位かかります。
良いセミナーを見分ける3つのコツ
- 無料セミナーを最低3社受ける(比較する)
- その場で契約を迫る業者は即離脱
- 「誰でも儲かる」と言う業者は信用しない
→ 不動産投資の無料資料請求【JPリターンズ】(スマホで学べる資産形成・面談不要の資料請求もOK)
セミナーで聞くべき質問
- 物件のリスクは何か
- 想定利回りの根拠は
- 管理会社の選定基準
- 失敗事例の具体例
- セミナー業者の管理物件数・成績
不動産投資の「数字」の見方
表面利回り vs 実質利回り
| 種類 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| 表面利回り | 年間家賃 ÷ 物件価格 | 単純な指標(広告利回り) |
| 実質利回り | (年間家賃 − 経費)÷(物件価格 + 諸経費) | 実態に近い指標 |
→ 広告で見る利回りの多くは「表面利回り」。実質では3〜5%下がるのが普通。
経費(年間家賃の20〜30%が目安)
- 固定資産税・都市計画税
- 管理費・修繕積立金(区分の場合)
- 火災保険・地震保険
- 修繕費(年間家賃の5〜10%目安)
- 管理委託料(家賃の3〜5%)
- 客付け広告料・仲介手数料
- 空室損失(家賃の5〜10%想定)
4児パパが見るべき数字
僕が物件を見るときに重視している指標:
| 指標 | 推奨値 |
|---|---|
| 表面利回り | 8%以上(戸建て) / 5%以上(都心区分) |
| 実質利回り | 5%以上 |
| 自己資本 | 2割以上(手持ち資金) |
| キャッシュフロー | 月1万円以上の黒字 |
不動産投資30年収支シミュレーション|戸建てと区分マンションを比較する
「結局、手元にいくら残るのか」を具体的な数字でイメージできないと、物件選びの判断はできません。ここでは一般的な条件を仮定した試算例として、戸建てと区分マンションの30年収支を比較してみます(あくまで一例であり、実際の収支は物件・エリア・金利によって大きく変わります)。
前提条件
- 借入金利:固定2.0%、返済期間25年(元利均等)
- 経費率:年間家賃収入の25%(管理費・修繕・税金・保険等の合計)
- 空室率:稼働率90%で試算(年間で約1.2ヶ月分の空室を想定)
- 家賃・物件価格の変動は考慮せず一定と仮定(保守的な試算)
ケースA:中古戸建て(物件価格800万円、表面利回り10%)
| 項目 | 金額(年間) |
|---|---|
| 満室想定家賃収入 | 80万円 |
| 稼働率90%換算の実収入 | 約72万円 |
| 経費(25%) | 約18万円 |
| ローン返済額(借入640万円、25年) | 約33万円 |
| 税引前キャッシュフロー | 約21万円(月1.7万円程度) |
25年でローンを完済すれば、その後は経費を除いた大部分が手残りになります。借入額が小さいため、金利上昇局面でも影響を受けにくいのがこのケースの強みです。
ケースB:区分マンション(物件価格2,000万円、表面利回り5%)
| 項目 | 金額(年間) |
|---|---|
| 満室想定家賃収入 | 100万円 |
| 稼働率90%換算の実収入 | 約90万円 |
| 経費(25%) | 約25万円 |
| ローン返済額(借入1,800万円、25年) | 約92万円 |
| 税引前キャッシュフロー | 約△27万円(返済期間中は持ち出しになりやすい) |
区分マンションは表面利回りが低い分、返済期間中のキャッシュフローがマイナスになりやすいのが実態です。ただし、都心・駅近という立地の強さから空室リスクが低く、資産価値が下がりにくいという別のメリットがあります。ローン完済後は資産価値の高い物件が手元に残るという意味で、長期保有前提であれば十分に合理的な選択です。
2つのケースから見えること
この試算からわかるのは、「利回りの高さ=優れた投資」ではないということです。戸建てはキャッシュフロー重視、区分マンションは資産性・流動性重視という、それぞれ異なる強みを持っています。自分が何を優先したいのか(毎月の手残りか、将来の資産価値か)を明確にした上で選ぶことが重要です。
減価償却の仕組みと節税効果を具体的に計算する
不動産投資の節税効果の核となるのが減価償却費です。ここを理解しているかどうかで、手取りキャッシュフローの見え方が大きく変わります。
建物の法定耐用年数
| 構造 | 法定耐用年数 |
|---|---|
| 木造 | 22年 |
| 軽量鉄骨造 | 19〜27年 |
| 重量鉄骨造 | 34年 |
| 鉄筋コンクリート造(RC) | 47年 |
中古物件の耐用年数の計算式
法定耐用年数の全部または一部を経過した中古物件は、以下の簡便法で償却年数を計算します。
- 法定耐用年数を全部経過している場合:法定耐用年数 × 20%
- 法定耐用年数の一部を経過している場合:(法定耐用年数 − 経過年数)+ 経過年数 × 20%
具体例:築25年の木造戸建て(建物価格500万円)を購入した場合
木造の法定耐用年数は22年なので、築25年はすでに耐用年数を超過しています。この場合の償却年数は「22年 × 20% = 4.4年」となり、端数切り捨てで4年です。
建物価格500万円 ÷ 4年 = 年間125万円の減価償却費を4年間、経費として計上できます。実際の家賃収入からは現金の支出が伴わない経費のため、キャッシュフローは黒字なのに帳簿上は赤字(デッドクロス前は特に有利)という状態を作りやすく、これが中古の木造戸建てが節税目的で人気を集める理由です。
ただし、償却期間が終わった後は経費計上できる額が急減し、税負担が重くなる「デッドクロス」に注意が必要です。売却や次の物件への入れ替えのタイミングをあらかじめ意識しておくことが大切です。
青色申告のメリット
不動産所得を得る個人事業主は、青色申告を選択することで以下の特典を受けられます。
- 最大65万円の青色申告特別控除(e-Taxでの電子申告+複式簿記が条件)
- 赤字の3年間繰越控除(初年度の諸費用で赤字になっても翌年以降の黒字と相殺できる)
- 専従者給与の経費算入(事業的規模=5棟10室基準を満たす場合)
- 30万円未満の少額減価償却資産の一括経費算入
特に事業的規模(5棟10室基準)を満たすと使える特典が一気に増えるため、物件数を増やす際は税理士に事前相談しておくと安心です。
住宅ローン vs 事業融資(投資用ローン)
住宅ローンは「自分が住む家」のためのもの
不動産投資物件には原則使えない。
「賃貸併用住宅」(自分も住む+一部賃貸)の場合は使える。
投資用不動産ローン(アパートローン)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 金利 | 1.5〜4%程度 |
| 期間 | 最長35年 |
| 借入限度 | 年収の10〜30倍が目安 |
| 必要自己資金 | 物件価格の10〜30% |
4児パパ視点での融資の組み方
僕の経験では、
- メガバンク:金利低いが審査厳しい
- 地銀:地元との取引で交渉余地あり
- 信金:個人事業主に手厚い
- ノンバンク:金利高いが融資しやすい
シングルファーザーで個人事業主の場合、地銀 or 信金が現実的。
→ 住宅ローン・投資用ローンの一括見積
不動産投資のリアルなリスク(隠さず伝えます)
リスク1:空室
最大の天敵。
家賃が入らなくても、ローン返済・税金・管理費は出ていく。
リスク2:家賃滞納
数ヶ月滞納→訴訟→強制退去まで発展することもあります。
僕も20年の中で訴訟経験があります。精神的にも金銭的にも消耗。
リスク3:夜逃げ
借主が夜逃げで家財を残して消えるケース。
僕は経験あり。残された家財の処分に時間と費用がかかりました。
リスク4:大規模修繕
突然の雨漏り、給排水管トラブル、外壁修繕…。
10年単位で数十万〜数百万円の修繕が必要になる。
リスク5:金利上昇
変動金利でローンを組んでいる場合、金利1%上昇で返済額大幅増。
長期固定金利を選ぶことでリスクヘッジ。
リスク6:災害
地震、火災、水害。保険でカバー必須。
リスク7:相続トラブル
物件を子どもたちに相続させる際の遺留分・分割問題。
事前の準備(遺言・生命保険等)が必要。
シンパパ視点|不動産投資のメリット
メリット1:他人の資金で資産形成できる
家賃収入=借主が肩代わりしてくれるローン返済。
20年経てば、借主のお金で物件が手に入る。
メリット2:節税効果
減価償却費を経費として計上できる。
個人事業主は特に節税効果が大きい。
メリット3:インフレに強い
家賃・物件価格はインフレに連動して上がる傾向。
現金100%より、不動産持ちの方がインフレ耐性が高い。
メリット4:相続対策になる
不動産は現金より相続税評価額が低くなるケースが多い。
子どもへの遺産として優秀。
メリット5:副業からの収入源
子育て中で時間がない方でも、管理会社に委託すれば手間ゼロで家賃収入。
不動産投資をやってはいけない人
こんな人はNG
- 借金が怖くて夜眠れない人
- 数年で結果を求める人
- 物件を見ずに買おうとする人
- 業者の言うことを鵜呑みにする人
- 緊急予備資金が少ない人
不動産投資の前提条件
- 緊急予備資金(生活費6〜12ヶ月)の確保
- 安定した本業収入
- 数年単位の長期視点
- リスクを直視できる胆力
4児パパが20年やってきた失敗談
失敗1:相場を知らずに高値づかみ
最初の1棟目、相場より2割高く購入。今思えば素人丸出し。
→ 3社以上で査定することの大切さを学んだ。
失敗2:管理会社選びを軽視
格安の管理会社を選んだら、入居者対応が雑で空室期間が伸びた。
→ 管理会社の評判をネット・口コミで徹底チェックするように。
失敗3:修繕積立を怠る
「家賃収入は全部使っちゃえ」とやっていたら、大規模修繕が来た時に資金不足で焦った。
→ 家賃の10%は強制積立するルールに。
失敗4:1棟物に集中しすぎた
1棟物に資金を集中して、地域経済の悪化で苦戦した時期あり。
→ 複数地域・複数物件タイプに分散することの大切さを実感。
不動産投資でよく見る失敗パターン(他の大家仲間の事例から)
ここまで紹介した僕自身の失敗談に加えて、大家業の集まりやセミナーで知り合った他の大家さんたちから聞いた、よくある失敗パターンも共有しておきます。自分ごととして事前にイメージしておくだけで、回避できる失敗は多いはずです。
失敗パターン1:固定資産税評価額を見落として利回りが崩れる
物件価格と表面利回りだけを見て購入したところ、想定より固定資産税・都市計画税が高く、実質利回りが大きく目減りしたケース。購入前に固定資産税評価証明書を取得し、実際の税額を確認しておくことが重要です。
失敗パターン2:共有名義で意思決定が止まる
配偶者や親族と共有名義で物件を購入し、後になって「売却するかどうか」「大規模修繕をどうするか」で意見が割れて身動きが取れなくなるケース。共有名義にする場合は、事前に持分と意思決定のルールを書面で決めておくことをおすすめします。
失敗パターン3:火災保険の補償内容を確認せず契約
「とりあえず一番安いプラン」で契約し、いざ水害に遭った際に水災補償が対象外だったことに気づいたケース。ハザードマップで水害・土砂災害のリスクを確認した上で、必要な補償を過不足なく付けることが大切です。
失敗パターン4:退去時の原状回復費用の見積もりを鵜呑みにする
管理会社から出てきた原状回復費用の見積もりをそのまま払ってしまい、後で相場より大幅に高いと気づいたケース。国交省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に照らして、経年劣化分まで借主負担にされていないかを必ずチェックしましょう。
失敗パターン5:客付け仲介会社との関係構築を怠る
管理会社に任せきりで、客付けを行う地元の仲介会社への挨拶や情報提供を一切していなかったケース。空室が出た際、他の物件より優先して紹介してもらえるよう、日頃から仲介会社と良好な関係を築いておくことも地味に効いてきます。
不動産投資でよくある質問(Q&A)
Q1. 自己資金はいくらから始められますか?
フルローンに対応する金融機関もありますが、物件価格の1〜2割+諸費用分(物件価格の6〜8%程度)は自己資金として用意しておくのが現実的です。自己資金が厚いほど融資審査も通りやすく、金利条件も有利になりやすい傾向があります。
Q2. 会社に勤めながらでも不動産投資はできますか?
可能です。実際、給与所得者の属性(安定収入)は金融機関の融資審査でプラスに評価されやすい面があります。ただし、物件管理は管理会社に委託し、本業に支障が出ない体制を作ることが前提になります。
Q3. 法人化はどのタイミングで検討すべきですか?
目安として、課税所得が900万円を超えるあたりから、個人の所得税率(累進課税)よりも法人税率の方が有利になりやすいと言われています。加えて、物件数が増え事業的規模(5棟10室基準)に近づいてきた場合も、法人化による経費計上の柔軟性・相続対策の観点から検討する価値があります。判断は必ず税理士に相談してください。
Q4. 何歳まで不動産投資ローンを組めますか?
金融機関によって差はありますが、多くは完済時年齢80歳前後を上限としています。40代・50代からのスタートでも、返済期間を短めに設定すれば十分に融資は組めます。年齢が上がるほど団体信用生命保険の告知条件が厳しくなる点には注意が必要です。
Q5. REIT(不動産投資信託)と現物不動産、どちらがいいですか?
目的によります。REITは少額から始められ流動性も高い一方、レバレッジを効かせにくく節税効果も限定的です。現物不動産はローンを活用したレバレッジ効果と減価償却による節税が最大の強みですが、流動性は低く手間もかかります。まず不動産クラファンやREITで感覚をつかみ、余力ができたら現物へ、という段階的な組み合わせも有効です。
Q6. 空室が3ヶ月以上続いたらどうすればいいですか?
まず家賃設定が相場に合っているか、周辺の類似物件と比較して見直します。次に、客付け仲介会社への露出(写真の質、フリーレント設定、AD=広告料の上乗せ)を強化します。それでも改善しない場合は、管理会社の客付け力そのものに問題がある可能性が高く、契約の見直しを検討すべきタイミングです。
Q7. 確定申告に必要な書類は何ですか?
主に賃貸借契約書の写し、家賃収入の入金明細、固定資産税の課税明細書、ローンの返済予定表(利息部分の証明)、管理会社からの年間収支報告書、修繕・リフォームの領収書一式が必要です。青色申告の場合はこれに加えて複式簿記の帳簿が必要になるため、会計ソフトの活用をおすすめします。
Q8. 地方の高利回り物件は買っても大丈夫ですか?
利回りだけで判断するのは危険です。人口減少が続くエリアでは、表面利回りが高くても空室リスク・出口(売却)の難しさが大きな懸念になります。地方物件を検討する場合は、地域の人口動態・主要な雇用先の有無・将来の再開発計画などを必ず調べた上で判断してください。
Q9. 相続を見据えて、不動産はどう扱っておくべきですか?
不動産は現金に比べて相続税評価額が下がりやすい一方、分割しにくい資産という側面もあります。将来の相続でトラブルにならないよう、遺言書の作成や、生命保険を活用した代償分割の準備など、早めに専門家(税理士・司法書士)に相談しながら対策を進めておくことをおすすめします。
まとめ:今日から始める3ステップ
ステップ1:不動産クラファンで感覚を掴む
まずは1万円から、不動産投資の世界に触れる。
→ COZUCHI
→ CREAL
ステップ2:本を5冊以上+セミナー3社以上で勉強
独学+セミナーで基礎知識を固める。
→ 不動産投資の無料資料請求【JPリターンズ】(スマホで学べる資産形成・面談不要の資料請求もOK)
ステップ3:1件目は無理のない範囲で
戸建てなら500〜1,500万円、区分なら都心の小さめワンルーム。
「失敗しても致命傷にならない範囲」で始めるのが鉄則。
おわりに
不動産投資は、正しい順番で進めれば確実に資産形成できる手段です。
ただ、いきなり大きな勝負に出ると痛い目を見るのも事実。
- まずクラファンで感覚を掴む
- 知識をつけてから1件目
- 慣れたら複数物件に展開
この段階的アプローチが、20年大家として最も強くおすすめできる方法です。
「不動産投資は富裕層のもの」と思っている方も、1万円のクラファンから始められる時代になりました。
20年後、「あの時始めて本当によかった」と思える日が必ず来ます。
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免責事項
本記事は運営者個人の見解と経験に基づくものです。
記載のサービス・利回り・金利・税制等は変動します。最新情報は必ず各社・各機関の公式情報をご確認ください。
不動産投資には元本割れ・空室・滞納等のリスクがあります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
シンパパ資産設計士
4児を育てるシングルファーザー/個人事業主20年/投資家20年/兼業大家20年
📝 noteでも毎日発信中
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