はじめに ─ 4児を残して死ねないシンパパの真剣な計算
「生命保険って結局いくらかければいいの?」
正直、20代の頃の僕は、保険のおばちゃんに勧められるままに契約していました。
月3万円超の保険料を10年以上払い続けて、振り返れば「何のために、いくらの保障をかけているのか分からない」状態。
でも、4児を一人で育てるシングルファーザーになり、「自分に何かあったら、子どもたちはどうなるのか」を真剣に考えた結果、生命保険の必要保障額をゼロベースで計算し直しました。
結果、月3万円の保険料を月1万円台に圧縮しつつ、より手厚い保障に再構築できました。
この記事では、
- 4児を育てるシングルファーザー
- 個人事業主20年・投資家20年
- 保険を自力で見直して月2万円削減した実績
という立場から、生命保険の必要保障額の計算方法を本気でお伝えします。
結論:必要保障額は「公的保障では足りない金額」だけ
最初に結論からお伝えします。
【シンパパ的・必要保障額の計算式】
必要保障額 = 残された家族の生活費総額 − 公的保障 − 既存資産 − 残された家族の収入
つまり、「公的保障では足りない金額のみを保険でカバー」するのが正解。
不必要に大きな保険をかけるのは保険料の無駄であり、家計を圧迫するだけ。
まずは大前提|生命保険の3つの誤解
誤解1:「とりあえず大きい保障」は損
「3,000万円の死亡保障があれば安心」と漠然と契約する人が多い。
しかし、実際に必要な金額は家庭ごとに大きく違う。
不必要に大きな保険をかけると、
- 月数千〜数万円の保険料が無駄
- その分を投資に回せれば、20年で数百万円の差
→ 「適正額」にすることが家計改善の鉄則。
誤解2:終身保険=必要
終身保険は「一生涯保障が続く」が、保険料は割高。
子育て期間(10〜20年)の保障目的なら、掛け捨ての定期保険・収入保障保険の方が圧倒的に効率的。
誤解3:保険のおばちゃんを信じる
保険会社の営業員は、自社の高額保険を売るインセンティブで動いています。
「あなたに最適」ではなく「会社に儲かる商品」を勧められがち。
→ 複数社比較で中立的に判断するのが安全。
必要保障額の計算ステップ
ステップ1:残された家族の生活費総額を計算
子が独立するまでの期間 × 年間生活費 × 70%
70%にする理由:本人が亡くなった分の生活費は不要なため。
4児パパのモデル計算
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 末子の年齢 | 8歳 |
| 末子が独立する年齢 | 22歳 |
| 残り期間 | 14年 |
| 現在の年間生活費 | 700万円 |
| 70%換算 | 490万円/年 |
| 生活費総額 | 490万円 × 14年 = 6,860万円 |
ステップ2:教育費を加算
子1人あたりの残り教育費の合計
| 子 | 残り教育費(高校〜大学卒業まで) |
|---|---|
| 子1(中学生) | 約1,500万円 |
| 子2(中学生) | 約1,500万円 |
| 子3(小学生) | 約1,800万円 |
| 子4(小学生) | 約1,800万円 |
| 合計 | 約6,600万円 |
ステップ3:その他必要費用を加算
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 葬儀費用 | 200万円 |
| 死後整理費用 | 100万円 |
| 緊急予備資金(家族用) | 200万円 |
| 合計 | 500万円 |
ステップ4:必要総額を計算
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 生活費総額 | 6,860万円 |
| 教育費 | 6,600万円 |
| その他 | 500万円 |
| 必要総額 | 約1億3,960万円 |
公的保障の把握
ここからが重要な計算です。
「全部保険でカバー」ではなく、公的保障で賄える分は引く。
遺族年金(最大の公的保障)
遺族基礎年金
国民年金加入者(個人事業主等)の死亡時、子のある配偶者 or 子に支給。
| 受給者 | 年額 |
|---|---|
| 配偶者+子1人 | 約81万円+子の加算 |
| 子のみ(配偶者死亡) | 子の数に応じて |
4児パパのモデル計算
シングルファーザーの場合、本人が死亡したら子が遺族基礎年金を受給:
- 子1人目:約81万円
- 子2人目:約81万円+加算
- 子3人目以降:加算
→ ざっくり年200万円程度が子に支給される(子の年齢によって変動)。
遺族厚生年金
会社員時代に厚生年金に加入していた場合、遺族厚生年金が追加で支給される。
→ 年100〜200万円が追加されるケースも。
モデル計算:シンパパが死亡した場合の公的保障
| 公的保障 | 年額 | 14年間総額 |
|---|---|---|
| 遺族基礎年金(4児分) | 約220万円 | 約3,080万円 |
| 遺族厚生年金 | 約150万円 | 約2,100万円 |
| 合計 | 約370万円/年 | 約5,180万円 |
→ 14年で約5,180万円が公的保障で確保される。
既存資産・残された家族の収入を引く
既存資産
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 預貯金 | 1,000万円 |
| NISA・iDeCo | 3,000万円 |
| 不動産 | 5,000万円 |
| その他(株・投信等) | 2,000万円 |
| 合計 | 1.1億円 |
→ 既に9桁の資産があるなら、それだけで生活費は大半カバーできる。
残された家族の収入
シングルファーザーの場合、本人がいなくなれば配偶者の収入は計算不要。
ただし、子の独立後(22歳以降)の遺族年金は減額される点に留意。
必要保障額の最終計算
4児シンパパのモデルケース
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 必要総額 | 1億3,960万円 |
| ▲ 公的保障(14年) | ▲5,180万円 |
| ▲ 既存資産 | ▲1.1億円 |
| 必要保障額(保険で備える金額) | 0万円 |
→ 9桁資産がある場合、追加保険は実質不要。
ただし、これはあくまでモデル計算。資産形成の途中段階の方は数千万〜1億円の保険が必要な場合も。
一般的な4児パパ(資産2,000万円規模)の場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 必要総額 | 1億3,960万円 |
| ▲ 公的保障(14年) | ▲5,180万円 |
| ▲ 既存資産 | ▲2,000万円 |
| 必要保障額 | 約6,800万円 |
→ 約6,800万円の保険が必要。
これを収入保障保険+定期保険のミックスで備えるのが効率的。
おすすめ保険商品の選び方
① 収入保障保険(最重要)
最大の特徴:
- 月◯万円が、子が独立するまで毎月支払われる
- 一括の死亡保険より保険料が安い
- 必要な保障に合致
| 設計例 | 内容 |
|---|---|
| 月20万円×14年 | 必要保障額3,360万円相当 |
| 月30万円×14年 | 必要保障額5,040万円相当 |
| 月40万円×14年 | 必要保障額6,720万円相当 |
→ シングルファーザーには最適な保険。
② 定期保険(一括補完)
葬儀費用・教育費の一括必要分をカバー。
- 1,000〜2,000万円程度
- 10〜20年定期で安く
- 終身保険は割高なので避ける
③ 医療保険・がん保険(必要に応じて)
公的医療保険があるので、入院日額5,000円程度で十分。
過剰な医療保険は不要。
4児パパの保険プラン例
モデル1:資産2,000万円・年収700万円のシンパパ
| 保険 | 保険金 | 月保険料目安 |
|---|---|---|
| 収入保障保険 | 月30万円×14年(5,040万円相当) | 5,000〜8,000円 |
| 定期保険 | 1,500万円・10年定期 | 2,000〜3,000円 |
| 医療保険 | 入院日額5,000円 | 2,000円 |
| 合計 | 6,500万円相当 | 9,000〜13,000円 |
→ 月1万円台で6,500万円の保障を確保できる。
モデル2:資産5,000万円・年収1,000万円のシンパパ
| 保険 | 保険金 | 月保険料目安 |
|---|---|---|
| 収入保障保険 | 月20万円×14年(3,360万円相当) | 3,500〜5,000円 |
| 医療保険 | 入院日額5,000円 | 2,000円 |
| 合計 | 3,360万円相当 | 5,500〜7,000円 |
→ 資産が増えるほど、必要な保険は減る。
モデル3:資産1億円超のシンパパ
| 保険 | 保険金 | 月保険料目安 |
|---|---|---|
| 死亡保障 | 不要 or 最低限 | 0〜2,000円 |
| 医療保険 | 入院日額5,000円 | 2,000円 |
| 合計 | 最低限 | 2,000〜4,000円 |
→ 資産で家族を守れる状態になれば、保険は最低限でOK。
保険見直しの実践4ステップ
ステップ1:必要保障額を計算する
この記事の計算式を使って、自分の必要保障額を出す。
ステップ2:今の保険内容を棚卸しする
- 加入している保険一覧
- 月保険料合計
- 保障内容
- 解約返戻金の有無
ステップ3:複数社で見積もりを取る
1社で決めるのは絶対NG。
→ [保険一括無料相談]([ASP_保険一括])
複数社比較で、月数千〜数万円の差が出るのが普通。
ステップ4:必要なものを残し、不要なものを解約
ただし、解約のタイミングは重要:
- 終身保険は解約返戻金を確認してから
- 解約損が大きいなら払済保険に変更も検討
- 専門家に相談してから決める
保険見直しでやってはいけない5つのNG
NG1:必要保障額を計算せずに契約する
「とりあえず3,000万円」みたいな漠然契約は損。
NG2:終身保険を「貯蓄目的」で大量契約する
利回りが悪い。NISAの方が圧倒的に有利。
NG3:医療保険を高額契約する
公的医療保険の高額療養費制度を知らない人が多い。
→ 月の医療費上限はおおよそ8〜10万円程度。
入院日額1万円超は過剰なケースが多い。
NG4:1社だけで決める
複数社比較は鉄則。
NG5:見直しを先延ばしする
毎月の保険料は確実に出ていく固定費。早く見直すほど節約効果大。
個人事業主・シングルファーザーが特に注意すべき点
注意1:会社員と公的保障が違う
個人事業主は遺族厚生年金がないので、その分の保障を厚めに。
注意2:収入が変動するので柔軟性重視
年により保険料負担が苦しくなることも。払込負担を抑える設計が必要。
注意3:法人化したら法人契約も検討
法人契約の生命保険は経費計上できる場合があり、節税効果が期待できる。
まとめ:今日から始める3ステップ
ステップ1:必要保障額を計算する
紙とペン、Excelで30分で出せる。
ステップ2:今の保険を棚卸しする
無駄な保険・不足している保障を確認。
ステップ3:保険一括無料相談を申し込む
複数社の見積もりを比較して、最適な保険にリストラ。
→ [保険一括無料相談]([ASP_保険一括])
→ [保険チャンネル]([ASP_保険チャンネル])
→ [ほけんのぜんぶ]([ASP_ほけんのぜんぶ])
おわりに
生命保険は、子どもを残す親にとっての最後の守りです。
ただし、必要以上にかけても、家計を圧迫するだけ。
正しい計算で、必要な分だけを効率的にカバーすることが、4児パパ・シングルファーザーの責任だと思っています。
僕自身、保険見直しで月2万円浮き、その分をNISAに回していることで、「保障」と「資産形成」の両立ができています。
「保険、見直したことない…」という方は、今日から動き始めてください。
子どもたちへの最大のプレゼントは、ちゃんと計算された保障です。
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免責事項
本記事は運営者個人の見解と経験に基づくものです。
記載の保険商品・保険料・保障内容は変更される可能性があります。最新情報は必ず各保険会社の公式サイト・約款をご確認ください。
保険契約の判断は、必ず保険募集人・FP等の専門家にご相談の上、ご自身の責任で行ってください。
シンパパ資産設計士
4児を育てるシングルファーザー/個人事業主20年/投資家20年/兼業大家20年

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