こんにちは、シンパパ資産設計士です。
「お金のことは人に言うもんじゃない」——そう育てられた世代なので、正直これを書くのにはかなり勇気がいります。それでも今日から始める新シリーズでは、あえて数字を全部さらけ出すことにしました。理由はシンプルで、公開するというプレッシャーがあると、自分自身が引き締まるからです。家計管理のやり方シリーズでは「考え方」を、ライフプランの作り方シリーズでは「将来の予測方法」を紹介してきましたが、このシリーズでは、その考え方を実践している「今のリアルな数字」そのものを、包み隠さず公開していきます。
- 僕のプロフィールと収入の柱
- 月の支出内訳(リアル版)
- 4人の子どもの教育費が一番のプレッシャー
- 家計管理シリーズで紹介した「仕組み」が、実際にこう機能している
- 「生活防衛資金」についての考え方
- 支出の中で「投資」に分類しているもの
- 支出全体を見て、優先順位が明確になっている
- このシリーズを始めるにあたって、迷ったこと
- 兼業大家としての不動産収入、実際の手残り
- 配当金は「使わない収入」として位置づけている
- 収入の波を、年単位でならして考える
- この収支は「良い月」の数字ではない
- 税金・社会保険料の負担、正直な実感
- 投資積立8〜10万円の内訳
- 特別費積立5万円で備えている内容
- 家計簿を見返して、自分でも驚いたこと
- 収入50〜60万円台という水準を、どう見るか
- 「見せかけの余裕」に惑わされないようにしている
- 数字を公開する上で、伏せている部分もある
- 収支を1年通して見たときの、季節ごとの波
- この記事の数字を、そのまま真似しないでほしい理由
- 収支を公開して、実際に得られたもの
- このシリーズを、最後まで書き通す決意
- 公開することが、自分を守る
- まとめ
- よくある質問(FAQ)
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僕のプロフィールと収入の柱
まず前提として、僕の状況を共有します。4人の子どもを育てるシングルファザー、個人事業主として20年、投資家として20年、兼業大家として20年活動してきました。
収入の柱は3本あります。メインは個人事業の売上で、月によって波はありますが、平均すると手取りベースで月40〜50万円台。サブとして高配当株の配当金が月2〜4万円程度、そして不動産の家賃収入が月数万円あります。合計すると、月の収入はおおよそ50〜60万円台というのが実態です。
月の支出内訳(リアル版)
| 項目 | おおよその月額 |
|---|---|
| 住宅ローン | 約9万円 |
| 食費(外食含む) | 約8〜10万円 |
| 教育費(塾・習い事・学用品等) | 約6〜8万円 |
| 光熱費・通信費 | 約3万円 |
| 保険料 | 約3万円 |
| 日用品・雑費 | 約1〜2万円 |
| 投資積立 | 約8〜10万円 |
| 特別費積立 | 約5万円 |
| その他(交際費・レジャー等) | 約2〜3万円 |
合計すると、月に45〜55万円前後が出ていく計算です。個人事業主なので社会保険料・税金の支払いがダイレクトにかかり、サラリーマン時代とは比べものにならないくらい税金の重さを感じています。
4人の子どもの教育費が一番のプレッシャー
正直、子どもの教育費は想像以上にかかります。塾に通う子が複数いると、それだけで月3〜4万円。学校の遠足や部活の費用、体操服の買い替え、文房具——細かいものが積み重なると、「え、今月もこんなに?」と毎月驚きます。今後は高校・大学の費用も視野に入れなければならず、4人分を考えると教育費だけで数千万円規模になる可能性があります。「子ども4人でシングルって、お金大丈夫なの?」とよく聞かれますが、正直、余裕があるとは言えません。それでも工夫と仕組みで乗り越えています。
家計管理シリーズで紹介した「仕組み」が、実際にこう機能している
家計管理のやり方シリーズで紹介した固定費・変動費・特別費の3分類は、実際の家計簿でもそのまま機能しています。特別費(車検・固定資産税・家電の買い替え等)を年間で見積もり、月5万円を特別費積立として確保しているおかげで、車検の月に「今月は特別だから仕方ない」と慌てることがなくなりました。
投資積立の8〜10万円は、新NISAの始め方シリーズで紹介した「先取り」の考え方で、収入が入った直後に自動的に証券口座へ振り替わる設定にしています。この仕組みがあるから、忙しくて家計を意識できない月でも、資産形成のペースが崩れることはありません。
「生活防衛資金」についての考え方
個人事業主にとって、生活防衛資金は会社員の倍は必要だと思っています。会社員であれば、急に収入がゼロになることはまずありませんが、個人事業主は病気・クライアントの撤退・市場の変化——いろんな理由で収入が途絶えるリスクがあります。僕が確保している生活防衛資金の目安は「生活費の6〜12か月分」。仮に月の生活費が40万円とすると、240〜480万円を手元の流動資産として確保しているイメージです。
支出の中で「投資」に分類しているもの
今回の支出内訳では、投資積立8〜10万円を一つの項目としてまとめていますが、実際には新NISA・iDeCo・小規模企業共済といった複数の制度に分散して積み立てています。それぞれ税制上のメリットや流動性が異なるため、目的に応じて使い分けています。新NISAの始め方シリーズでも紹介した通り、この使い分けを最初にしっかり設計しておくことが、長期的な資産形成の効率を左右します。
支出全体を見て、優先順位が明確になっている
今回の内訳を並べてみると、教育費と投資積立という「将来のための支出」が、家計全体の中でも大きな位置を占めていることが分かります。これは偶然ではなく、日々の生活を楽しみながらも、将来への備えを最優先にするという、僕自身の価値観がそのまま数字に表れている結果だと感じています。
このシリーズを始めるにあたって、迷ったこと
正直に言うと、このシリーズを始めるにあたっては、かなり迷いました。数字を公開することで、思わぬ形で家族の情報が特定されるリスクもゼロではありません。そのため、具体的な地域や勤務先が特定されるような情報は伏せ、あくまで「金額の水準感」が伝わる形での公開に留めています。この配慮をした上で、それでも公開する価値があると判断しました。
兼業大家としての不動産収入、実際の手残り
不動産収入は表面上の家賃収入だけを見ると魅力的に映りますが、実際には修繕費・管理費・固定資産税・ローン返済(保有している場合)を差し引いた手残りで判断する必要があります。我が家の場合、家賃収入から諸経費を引いた実質的な手残りは、月数万円程度に留まっています。この「実質利回り」で判断する視点は、不動産投資を検討する際に特に重要だと感じています。
配当金は「使わない収入」として位置づけている
高配当株からの配当金は、生活費には使わず、再投資に回すのが基本方針です。配当金が入るたびに、それでさらに株を買う。その株がまた配当を生む。雪だるまを転がすような感覚で、長期で積み上げていくという考え方を、20年間一貫して続けています。この配当金を生活費に組み込んでしまうと、複利の効果が大きく損なわれてしまうため、あえて「見えないお金」として扱っています。
収入の波を、年単位でならして考える
個人事業主の収入は、繁忙期と閑散期で月ごとの波があります。この波を単月で一喜一憂せず、年間トータルで黒字になっているかを確認するようにしています。ある月が赤字でも、年間を通してプラスであれば問題ないという考え方は、家計管理のやり方シリーズでも繰り返し伝えてきた通りです。実際、月によっては手取りが30万円台に落ち込むこともありますが、年間平均で見れば冒頭の50〜60万円台という水準に落ち着いています。
この収支は「良い月」の数字ではない
今回公開した数字は、特別に調子の良かった月を切り取ったものではなく、直近数か月〜1年の平均的な水準です。個人事業主の収支は月によってばらつきがあるため、単月の良い数字だけを見せることは、実態を誤解させてしまうと考え、あえて平均値をベースに公開しています。この平均という考え方は、家計管理のやり方シリーズでも繰り返し伝えてきた通りです。
税金・社会保険料の負担、正直な実感
個人事業主として、所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金保険料は、すべて自分で計算し、納付しなければなりません。会社員時代であれば給与から自動的に天引きされていたものが、すべて自分の手取りから直接出ていく感覚は、想像以上に重いものです。年間の納税額をあらかじめ見積もり、事業用口座に別枠で確保しておくことで、納税のタイミングで資金繰りに困らないようにしています。
投資積立8〜10万円の内訳
投資積立の内訳は、新NISAのつみたて投資枠で月5〜6万円、成長投資枠での買い増しに月2〜3万円、iDeCoに個人事業主の上限額を充てています。新NISAの始め方シリーズで紹介した通り、この金額は収入の平均値をもとに固定額で設定しており、良い月・悪い月で変動させないようにしています。感情に左右されず淡々と積み立てるという方針を、実際の家計でもそのまま実践しています。
特別費積立5万円で備えている内容
特別費積立の月5万円は、車検・固定資産税・家電の買い替え・旅行費用・住宅の修繕積立といった、年間で発生する特別費をあらかじめ年換算し、12か月で割った金額です。この仕組みのおかげで、車検や固定資産税の月に「今月は特別だから仕方ない」と慌てることがなくなりました。特別費の考え方については、家計管理のやり方シリーズ第6回で詳しく解説しています。
家計簿を見返して、自分でも驚いたこと
今回、このシリーズのために改めて家計簿全体を見返してみると、教育費と投資積立を合わせた金額が、月の支出の3分の1以上を占めていることに気づきました。日々の生活の中では意識していなかった比率ですが、こうして数字にしてみることで、自分が何を優先して家計を組み立てているのかが、はっきりと見えてきました。数字と向き合うことの価値を、このシリーズを書きながら改めて実感しています。
収入50〜60万円台という水準を、どう見るか
月収50〜60万円台という数字だけを見ると、余裕があるように思われるかもしれません。しかし個人事業主は、そこから所得税・住民税・国民健康保険料・国民年金保険料を自分で確保しなければならず、さらに事業経費も含まれています。手取りベースで見た実質的な可処分所得は、額面よりもかなり少なくなるというのが実感です。
「見せかけの余裕」に惑わされないようにしている
収入が増えた月ほど、気が緩んで支出も増えがちになるという傾向は、誰にでもあると思います。僕自身、そうした「見せかけの余裕」に惑わされないよう、収入の多い月ほど、あえて先取りで投資積立や特別費積立の金額を確認し直すようにしています。感覚ではなく仕組みで律するという考え方を、日々の家計運営でも徹底しています。
数字を公開する上で、伏せている部分もある
今回公開した収支は、あくまで金額の水準感が伝わることを目的としており、具体的な取引先や事業の詳細、資産の全容までは公開していません。数字を公開することと、プライバシーを守ることは両立できると考えており、このバランスを意識しながら、このシリーズを書き進めていきます。
収支を1年通して見たときの、季節ごとの波
個人事業の収入には季節ごとの波があり、繁忙期と閑散期では手取りが10万円以上変わることもあります。この波を前提に、支出のペースは月ごとに変えず一定に保ち、収入が多い月に生まれる差額を、そのまま特別費積立や投資に上乗せするという運用をしています。収入の波に支出を合わせてしまうと、閑散期に生活の質を落とさざるを得なくなるため、あえて支出は平準化するという方針を徹底しています。
この記事の数字を、そのまま真似しないでほしい理由
今回公開した収支は、20年という時間をかけて事業・投資・不動産を積み上げてきた結果の、現時点でのスナップショットに過ぎません。同じ数字を今すぐ目指そうとするのではなく、それぞれの家庭が、それぞれのペースで、仕組みを一つずつ積み上げていくことのほうが、はるかに大切だと考えています。
収支を公開して、実際に得られたもの
数字を公開したことで、想像していた以上に、自分自身の家計運営への信頼感が高まりました。誰かに見られているという意識が、日々の判断を丁寧にする力になっており、公開すること自体が、間接的な資産形成の後押しになっていると感じています。
このシリーズを、最後まで書き通す決意
今回の第1回を書き終えて、正直まだ緊張感が残っています。それでも、ここまで踏み込んで書いたからには、最後まで具体的な数字で走り切りたいと思っています。次回は、4人分の教育費について、さらに詳しい内訳を公開します。
公開することが、自分を守る
家計を公開するのは恥ずかしいことでも、自慢でもありません。僕にとっては「宣言すること」に意味があります。「こういう状況で、こういう数字で、こう工夫している」と言葉にすることで、曖昧にしていた部分が見えてくる。「なんとなく大丈夫」という根拠のない安心感が、実は一番危ないと思っています。4人の子どもの人生に責任を持っているからこそ、僕は数字から逃げません。このシリーズが、似たような状況にいる誰かの「自分も向き合ってみよう」というきっかけになれば、それだけで書いてよかったと思えます。
まとめ
- 月の収入はおおよそ50〜60万円台、支出は45〜55万円前後
- 教育費は月6〜8万円と、家計の中でも大きな負担
- 家計管理シリーズで紹介した3分類の仕組みが、実際の家計で機能している
- 生活防衛資金は生活費の6〜12か月分を目安に確保している
次回は、4人の教育費について、より詳しい実際の内訳を公開します。
よくある質問(FAQ)
Q1. なぜここまで具体的な数字を公開するのですか?
抽象的な言葉より、具体的な数字を見たほうが、自分の家庭に置き換えて考えるきっかけになると考えているからです。この記事の数字をそのまま鵜呑みにする必要はなく、あくまで叩き台として参考にしてください。
Q2. 個人事業主の収入は、どう管理していますか?
事業用口座と生活用口座を明確に分け、事業から家計への資金移動を「事業主貸」として一つの取引にまとめています。詳しくは家計管理のやり方シリーズで解説しています。
Q3. 4人の子どもがいると、支出管理はどれくらい大変ですか?
絶対額は増えますが、家計管理シリーズで紹介した3分類(固定費・変動費・特別費)を使えば、人数が増えても管理の複雑さ自体はそれほど増えません。
Q4. この数字は、他の家庭と比較すべきですか?
比較する必要はありません。家族構成、収入、地域によって適正な支出は大きく異なります。比較すべきは他人ではなく、過去の自分の家計データです。
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シンパパ資産設計士
4児を育てるシングルファーザー/個人事業主20年/投資家20年/兼業大家20年
📝 noteでも毎日発信中
投資20年の失敗談・シングルファーザーのリアルな日常・お金の本音——ブログでは書きにくいことをnoteに書いています。


