はじめに ─ 医療保険、入らないと不安。でも入りすぎは損
「医療保険って、結局必要?不要?」
ネットで調べると、
- 「医療保険は不要」(一部FP・YouTuber派)
- 「やっぱり必要」(保険業界派)
どちらの主張も極端で、結局自分はどっち?と迷う方が多いはず。
正直、僕も20代の頃は月15,000円の医療保険に入っていました。今思えば過剰契約でした。
20年家計を見直してきた今、「公的医療保険+緊急予備資金(貯蓄)」で十分というのが4児パパの結論です。
この記事では、
- 4児を育てるシングルファーザー
- 個人事業主20年・投資家20年
- 医療保険を月15,000円→解約(0円)まで見直した実績
という立場から、医療保険の本当の必要性を解説します。
結論:4児パパが選ぶ医療保険戦略
最初に結論からお伝えします。
【医療保険戦略】
1. 公的医療保険(高額療養費制度)の理解が最優先
2. 民間医療保険は原則不要(高額療養費制度+緊急予備資金でカバー)
3. 浮いた保険料は新NISA等の資産形成に回す
→ 「保険は低確率・大損失に備えるもの」であり、公的医療保険と貯蓄でその役割は十分果たせるというのが20年家計を見てきた実感です。
まずは大前提|公的医療保険を知る
高額療養費制度の威力
日本の医療保険制度は世界トップクラス。
月の医療費上限が決まっている:
| 所得区分 | 月の上限額(目安) |
|---|---|
| 年収約370万円以下 | 約57,600円 |
| 年収約370〜770万円 | 約87,000円 |
| 年収約770〜1,160万円 | 約167,000円 |
| 年収約1,160万円超 | 約252,600円 |
→ どれだけ高額な治療を受けても、月の自己負担はこの程度。
「医療費200万円かかった!?」も、実は
入院・手術で「総額200万円」と言われても、
- 健康保険適用後:60万円
- 高額療養費制度後:約87,000円
→ 実際の負担はせいぜい月10万円程度。
4児パパの結論:医療費の心配は限定的
公的医療保険が手厚いので、「医療費で破産」は起きにくい。
→ 民間医療保険で備える必要性は実は低い。
高額療養費制度をさらに深掘り|知らないと損する4つの仕組み
高額療養費制度は「月の上限額」の話だけで終わらせるにはもったいない制度です。実務で使える主なポイントを4つ整理します。
①多数回該当(4回目以降はさらに安くなる)
過去12か月以内に高額療養費の支給を3回受けている場合、4回目以降は上限額がさらに引き下げられます。長期入院やがん治療など、複数月にまたがる治療で特に効果を発揮します。
| 所得区分 | 通常の上限(目安) | 多数回該当後の上限 |
|---|---|---|
| 年収約370万円以下 | 約57,600円 | 約44,400円 |
| 年収約370〜770万円 | 約87,000円 | 約44,400円 |
| 年収約770〜1,160万円 | 約167,000円 | 約93,000円 |
| 年収約1,160万円超 | 約252,600円 | 約140,100円 |
②世帯合算
同一世帯(同じ医療保険に加入している家族)の医療費は、1人分が上限額に届かなくても合算できます。子どもが複数いる家庭では、同じ月に複数人が通院・入院した場合の合算を覚えておくと安心です。
③限度額適用認定証(先に申請しておくと窓口負担そのものが下がる)
高額療養費制度は原則「一度全額を立て替えて、あとから払い戻しを受ける」仕組みですが、事前に自治体や協会けんぽ・国民健康保険窓口で「限度額適用認定証」を発行してもらえば、入院時の窓口負担そのものを最初から上限額までに抑えられます。手術や入院が事前にわかっている場合は、必ず申請しておきたい制度です。
④高額療養費制度の対象外になる費用
差額ベッド代、入院中の食事代(標準負担額)、先進医療の技術料、パジャマ・洗面用品などの雑費は、高額療養費制度の対象外です。ここをどう埋めるかが、緊急予備資金をきちんと確保しておく理由につながります。
それでも民間医療保険を持つべきか
民間医療保険のメリット
- 入院日額の手当(差額ベッド代等)
- 先進医療特約(保険適用外の治療)
- 精神的な安心感
民間医療保険のデメリット
- 月数千〜数万円の保険料負担
- 一生払い続けると大金(月5,000円×40年=240万円)
- 結局使わないケースも多い
4児パパの結論:検討の末、加入しない判断をした
入院日額5,000円程度の安価な医療保険であっても、
- 月保険料:2,000〜4,000円程度
- 40年払い続ければ100万円超
を「差額ベッド代など、そもそも高額療養費制度の対象外費用のため」だけに払い続ける計算になります。
→ その金額を緊急予備資金として確保しておけば、同じ費用は貯蓄で賄えます。保険は「低確率・大損失」に備える仕組みであり、差額ベッド代のような予測可能な範囲の出費まで保険でカバーする必要は薄いというのが4児パパの結論です。
医療保険を検討する際に比較すべき5つのポイント(参考情報)
結論として医療保険は不要と判断していますが、それでも検討したいという方のために、契約内容の細部で受け取れる金額や使い勝手がどう変わるか、確認しておくべき5点を整理しておきます。
- 日帰り入院から対象になるか:最近は入院日数が短期化しているため、1泊2日はもちろん日帰り入院・手術も給付対象かは必須確認事項。
- 支払限度日数:1回の入院で何日まで給付されるか(60日型・120日型など)。長期入院リスクが心配なら日数上限も重要。
- 保険料払込免除特約の有無:所定の重い疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中等)に該当すると、以後の保険料が免除される特約。付帯コストは小さいのに実利は大きい。
- 先進医療特約の技術料上限:陽子線治療・重粒子線治療など、技術料が数百万円になる先進医療の実費をどこまでカバーするか。
- 更新型か終身型か:更新型は更新のたびに保険料が上がるが、若いうちは割安。終身型は保険料固定だが、生涯の総支払額で見ると更新型より高くなることもある。ライフプランに合わせて選ぶ。
→ 「入院日額」の数字だけで選ばず、この5点をセットで比較するのが、保険料を無駄にしないコツです。
更新型と終身型、生涯の総支払額はどちらが得か
加入する年齢によって、更新型と終身型のどちらが有利かは変わります。目安として、30歳で加入し80歳まで保障を続けた場合の総支払額を比較すると次のようになります。
| タイプ | 30歳時の月保険料(目安) | 80歳までの総支払額(目安) |
|---|---|---|
| 更新型(10年ごとに更新・保険料上昇) | 約1,500円〜(更新のたびに上昇) | 約200万円前後 |
| 終身型(保険料固定) | 約3,000円前後(一定) | 約180万円前後 |
→ どちらのタイプでも、80歳までに総額180万〜200万円前後を保険料として払い込む計算です。この金額をあらかじめ緊急予備資金・新NISA等で確保しておけば、同じ「万が一」への備えを、保険会社に手数料を払わずに自分の資産として持ち続けられます。将来の健康状態や家計の見通しが不確実だからこそ、保険料そのものを払わずに貯めるという選択を4児パパはしています。
4児パパの医療保険ポートフォリオ
我が家の現状
| 保険 | 内容 | 月保険料 |
|---|---|---|
| 医療保険(自分) | 解約済み(公的医療保険+緊急予備資金で代替) | 0円 |
| がん保険(自分) | 解約済み(公的医療保険+緊急予備資金で代替) | 0円 |
| 子の医療保険 | なし(自治体助成あり) | 0円 |
→ 医療系の保険料は0円。浮いた分は緊急予備資金と新NISAに回しています。
子の医療費は自治体助成でほぼゼロ
ひとり親家庭の医療費助成があれば、子の医療費は実質無料。
→ 子の医療保険は完全不要。
詳しくはシングルファーザー公的支援制度ガイド。
入院ケース別シミュレーション|医療保険ありなしで実際の負担はどう変わるか
「結局、入院したらいくら払うことになるのか」を具体的な金額でイメージしておくと、保険の要・不要が判断しやすくなります。年収500万円程度(月の上限額の目安:約87,000円)のケースで試算します。
| ケース | 総医療費(3割負担前) | 高額療養費制度適用後の自己負担 | 差額ベッド代・食事代等 | 合計自己負担額(目安) |
|---|---|---|---|---|
| ①盲腸手術・入院5日 | 約60万円 | 約8万円 | 約2万円 | 約10万円 |
| ②骨折手術・入院10日 | 約100万円 | 約9万円 | 約4万円 | 約13万円 |
| ③がん治療・入院+通院3ヶ月(多数回該当あり) | 約400万円 | 初月約9万円、2ヶ月目以降は多数回該当で月約4.4万円 | 約15万円 | 約33万円前後 |
→ どのケースでも、自己負担額は数十万円レンジに収まります。この金額を「緊急予備資金」で賄えるなら、民間医療保険に頼る必要はないというのが4児パパの実感です。
一方で、差額ベッド代(個室・少人数室の追加費用)は地域や病院によって差が大きく、1日あたり5,000円〜20,000円程度かかることもあります。長期入院になった場合の差額ベッド代は、緊急予備資金の中であらかじめ想定しておきたい費用の代表例です。
医療保険のNG契約パターン5つ
NG1:入院日額10,000円超
過剰補償。そもそも入院日額いくらでも、緊急予備資金があれば不要なケースが多い。
NG2:終身型の医療保険を高額契約
若いうちは安くても、長期で見ると総額大。
→ 公的医療保険+緊急予備資金で十分なケースがほとんど。
NG3:「がん保険」を別途高額契約
医療保険と同様、がん保険も公的医療保険+貯蓄でカバーできるケースが多い。
→ がん家系等の特殊事情がない限り、別途契約する必要は薄い。
NG4:女性向け医療保険を妻に高額契約
女性特有の疾病保障は、実は通常の公的医療保険でも高額療養費制度でカバーできることが多い。
NG5:「貯蓄型医療保険」
利回り悪い。保険には入らずNISAで運用する方が圧倒的に有利。
医療保険料を運用に回すとどうなるか|40年間の試算
NG2で触れた「月5,000円×40年=240万円」をもう一歩掘り下げます。仮に月3,000円の医療保険を40年間払い続けた場合と、同じ金額を新NISAで年利5%運用した場合を比較すると、差は次のようになります(あくまで一定の利回りを仮定した試算であり、運用成果を保証するものではありません)。
| 比較項目 | 40年間の累計金額(目安) |
|---|---|
| 医療保険料として支払った場合(月3,000円×40年) | 約144万円(保障のみ・資産形成効果なし) |
| 同額を新NISAで積立(想定利回り年5%) | 約460万円(元本144万円+運用益約316万円) |
→ 保険料控除は「払った金の一部が戻ってくるだけ」であり、それ自体が加入の理由にはなりません。「保障」は公的医療保険+緊急予備資金でまかない、保険料に充てるはずだった資金はまるごと運用に回す。この役割分担がシンプルで再現性があるというのが20年投資を続けてきた実感です。
実際にありがちな失敗パターン3つ(相談・見直しでよく見る例)
失敗例1:旧型の終身医療保険を放置
10年以上前に加入した終身医療保険をそのまま放置し、保険料も保障内容も見直さないまま払い続けているケース。医療技術の進歩で入院日数の平均は短期化しているにもかかわらず、「入院日額」だけを重視した古い設計のままだと、実態に合わない保障に高い保険料を払い続けることになります。
失敗例2:複数社の医療保険に重複加入
転職や独立のタイミングで新しい医療保険に加入した際、古い契約を解約し忘れて二重に保険料を払い続けているケース。入院給付金自体は複数社から受け取れる場合がありますが、保険料の二重負担は家計への影響が大きく、定期的な棚卸しが欠かせません。
失敗例3:特約を盛り込みすぎて保険料が本体の2倍以上
先進医療特約・女性疾病特約・通院特約・保険料払込免除特約など、「あったら安心」で次々に特約を追加した結果、主契約より特約部分の保険料の方が高くなっているケース。特約は1つずつ見れば数百円でも、積み重なると月々の負担は大きくなります。棚卸しの結果、我が家は主契約ごと解約するという結論に至りました。
個人事業主・シングルファーザー視点での医療保険
国民健康保険の保障内容
会社員(健康保険)と同じく、高額療養費制度はフル適用。
→ 個人事業主だからといって、医療保険を厚くする必要はない。
傷病手当金は受け取れない
会社員の健康保険にある「傷病手当金」(病気で働けない時の収入補償)は、国民健康保険にはない。
→ ここをカバーするなら、医療保険や就業不能保険・収入保障保険といった保険を厚くするのではなく、生活防衛資金(緊急予備資金)を厚めに確保しておく方が有効というのが我が家の結論です。
医療保険・生命保険(定期保険)|役割の違いを整理する
保険の相談を受けていると、この2つの役割を混同しているケースが非常に多いと感じます。それぞれの役割を一覧で整理します。
| 保険の種類 | 主な役割 | 受け取るタイミング |
|---|---|---|
| 医療保険 | 入院・手術時の一時的な費用をカバー | 入院・手術のたびに |
| 生命保険(掛け捨ての定期保険) | 万が一の死亡時に、遺された家族の生活費・教育費を確保 | 死亡時に一時金で一括 |
→ 個人事業主・シングルファーザーという立場では、医療保険よりも掛け捨ての生命保険(定期保険)の設計の方が優先度が高いというのが20年家計を見てきた結論です。医療保険は公的医療保険+緊急予備資金で代替できると考えており、家族の生活を守る本丸は掛け捨ての定期保険と生活防衛資金にあります。就業不能保険・収入保障保険・所得補償保険については、僕自身は加入せず、生活防衛資金と複数の収入源で代替する方針にしています(詳しくは別記事「就業不能保険は必要か」参照)。
詳しくは生命保険必要保障額の計算方法。
個人事業主が医療保険の代わりに準備すべきもの
| 項目 | 役割 | 月額・目安 |
|---|---|---|
| 医療保険 | 原則不要(高額療養費制度+緊急予備資金で代替) | 0円 |
| 就業不能保険・収入保障保険 | 原則不要(生活防衛資金と複数の収入源で代替) | 0円 |
| 緊急予備資金の積立 | 入院時の差額ベッド代・先進医療費等に加え、傷病手当金がない分の収入減もカバー | 別途、生活費6ヶ月〜1年分を目標に確保 |
→ シングルファーザーで個人事業主なら、医療保険や就業不能保険・収入保障保険にお金をかけるより、緊急予備資金の確保を優先すべきというのが結論です。
個人事業主が使える医療費関連の税制優遇3つ
個人事業主・シングルファーザーという立場では、保険の見直しと合わせて税制優遇も知っておくと、実質的な負担をさらに下げられます。
①医療費控除
1年間(1月〜12月)に支払った医療費が、世帯合計で10万円(所得200万円未満の場合は所得の5%)を超えた場合、確定申告で超過分を所得控除できます。高額療養費制度で払い戻しを受けた金額は差し引いて計算する必要がありますが、通院交通費や市販薬なども対象に含められる場合があります。
②セルフメディケーション税制
医療費控除の特例で、対象のOTC医薬品(スイッチOTC薬)の購入額が年間12,000円を超えた場合、超過分(上限88,000円)を所得控除できます。医療費控除とは選択制(併用不可)のため、どちらが有利か試算してから確定申告で選択します。
③国民健康保険料・国民年金保険料の社会保険料控除
国民健康保険料、国民年金保険料は全額が社会保険料控除の対象です。個人事業主は会社員のように保険料が給与天引きで見えにくいということがない分、確定申告時に控除額をきちんと計算し、支払った証明書を保管しておくことが節税の基本になります。
→ 医療保険を持たないことで浮いた保険料と、これらの税制優遇を組み合わせれば、シングルファーザー・個人事業主という立場でも家計の防御力はしっかり確保できます。
医療保険を見直す3ステップ
ステップ1:現在の医療保険の棚卸し
- 入院日額
- がん保険の保障
- 月保険料合計
ステップ2:必要保障額を計算
「公的医療保険でカバーできる範囲」を引いていくと、真に足りない保障はほとんど残らないケースが多いというのが実感です。
ステップ2.5:緊急予備資金の目安を計算する
医療保険を持たない代わりに欠かせないのが、緊急予備資金(生活防衛資金)です。子どもが複数いる世帯では、一般的に言われる「生活費3ヶ月分」では心もとなく、生活費6ヶ月〜1年分を目安に確保することをおすすめします。
| 月の生活費(目安) | 6ヶ月分 | 12ヶ月分 |
|---|---|---|
| 30万円 | 180万円 | 360万円 |
| 40万円 | 240万円 | 480万円 |
| 50万円 | 300万円 | 600万円 |
→ この資金はNISAではなく、普通預金や個人向け国債など「すぐに引き出せる資産」で確保するのが鉄則です。運用資産と生活防衛資金を混同すると、いざという時に含み損のまま売却する事態になりかねません。個人事業主は収入が変動しやすい分、会社員よりも多めに確保しておくと安心です。
緊急予備資金が目安額まで貯まっていれば、医療保険なしでも実質的な備えとしては十分に機能します。逆に緊急予備資金がまだ不足している段階では、貯まるまでの「つなぎ」として最低限の医療保険を残しておくという判断もあり得ますが、貯まり次第、解約を検討するのが基本方針です。
ステップ3:不要な保険を解約し、保険料を資産形成に回す
棚卸しと必要保障額の計算が終わったら、公的医療保険と緊急予備資金でカバーできる範囲の医療保険・がん保険は解約し、浮いた保険料を新NISA等の積立に回すのが4児パパの結論です。保険販売員・保険ショップに相談すると、不安を煽られて不要な保障を勧められることが多いため、まずは自分でライフプランと必要保障額を整理することをおすすめします。
医療保険のよくある質問
Q1. 健康な人は医療保険不要?
緊急予備資金が十分ある人は、医療保険は基本的に不要というのが4児パパの結論です。
公的医療保険(高額療養費制度)でカバーできる範囲が大きいため、貯蓄で備える方が保険料を払い続けるより合理的なケースがほとんどです。
Q2. がん保険は別途必要?
医療保険と同じく、がん保険も公的医療保険+貯蓄で代替できると考えています。
がん家系など特別な事情がない限り、別途契約する必要は薄いというのが結論です。
Q3. 先進医療特約は付ける?
先進医療の技術料は高額療養費制度の対象外で、陽子線治療などでは数百万円になることがあります。
→ ただし発生頻度は非常に低く、緊急予備資金の範囲でカバーできると考え、我が家では特約なしという判断をしています。心配が大きい場合は、単体で先進医療特約だけ検討する方法もありますが、医療保険本体まで契約する必要はないというのが基本的な考え方です。
先進医療の技術料イメージ(参考)
「先進医療」と一言でいっても種類は多岐にわたります。代表的な技術料の目安は次の通りです。
| 先進医療の種類 | 技術料の目安 |
|---|---|
| 陽子線治療(がん治療) | 約270万円前後 |
| 重粒子線治療(がん治療) | 約310万円前後 |
| 抗悪性腫瘍剤感受性試験 | 数万円〜十数万円 |
→ 金額だけ見ると大きく感じますが、発生確率自体が低いこと、また該当した場合も緊急予備資金や資産の取り崩しで対応できることを踏まえ、我が家では特約に頼らない方針にしています。判断は家庭の資産状況次第なので、貯蓄が十分でない段階では特約だけ検討するのも一つの選択肢です。
Q4. 子に医療保険は必要?
自治体の医療費助成があれば不要。
Q5. 妻が亡くなったので、自分の医療保険を見直したい
シングルファーザーになったタイミングでは、掛け捨ての生命保険(定期保険)の見直しが最優先です。
医療保険は公的医療保険+緊急予備資金でカバーできるため、あえて残す必要はないというのが我が家の判断です。
詳しくは生命保険必要保障額の計算方法。
Q6. 就業不能保険と医療保険はどう違う?
医療保険は「入院・手術した時の一時的な費用」をカバーするもの。就業不能保険(所得補償保険)は「働けなくなって収入が途絶えた期間」を長期的にカバーするものです。個人事業主は傷病手当金がない分、この収入減リスクへの備えは構造的に手薄ですが、僕自身は就業不能保険・収入保障保険といった保険には頼らず、生活防衛資金を厚めに確保し、複数の収入源を持つことで備える方が有効だと考え、いずれも加入していません。
Q7. 保険の見直しはどのくらいの頻度で行うべき?
ライフステージが変わるタイミング(結婚・出産・独立・子の独立など)に加え、最低でも3〜5年に一度は保有している保険が本当に必要かどうかを見直すのがおすすめです。緊急予備資金が育つにつれて、必要な保障はどんどん小さくなっていきます。
Q8. 持病があっても入れる医療保険はある?
「引受基準緩和型」や「無選択型」の医療保険であれば、持病や既往症があっても加入できる場合があります。ただし保険料は通常の医療保険より割高になる傾向があるため、そもそも緊急予備資金でどこまでカバーできるかを先に試算し、それでも不安が残る部分だけをピンポイントで検討する順番がおすすめです。
Q9. 子どもの学資保険の代わりにNISAでもいい?
学資保険は「元本保証に近い安心感」がある一方、近年の予定利率では大きく増える商品ではありません。20年という長期の運用期間を確保できるなら、新NISAでの積立の方が期待リターンは高くなりやすいというのが投資家としての結論です。我が家は学資保険には加入せず、新NISA+貯蓄で教育資金を準備しています。
Q10. 医療保険を解約するタイミングで注意することは?
解約自体はいつでも可能です。緊急予備資金がまだ目標額に届いていない段階でいきなり全解約すると、想定外の出費が出た際に資金がショートするリスクがあるため、緊急予備資金が目安額まで貯まったのを確認してから解約するのが安全な順番です。持病が新たに見つかった後だと再加入のハードルが上がる点にも注意してください。
まとめ:今日から始める3ステップ
ステップ1:高額療養費制度を知る
公的保障の手厚さを理解。
ステップ2:緊急予備資金の目標額を計算
生活費6ヶ月〜1年分を目安に、普通預金・個人向け国債など「すぐ引き出せる資産」で確保。
ステップ3:不要な医療保険を解約し、新NISA等に回す
緊急予備資金の目標額が確保できたら、公的医療保険でカバーできる範囲の民間医療保険・がん保険は解約し、浮いた保険料を資産形成に振り向けるのが4児パパの結論です。
おわりに
医療保険は、「なんとなく不安だから」で入り続けるものではありません。
「公的医療保険+緊急予備資金」に一本化した設計が、20年家計を見直してきた4児パパの結論です。
僕も保険を見直して、月12,000円浮きました。
その分を新NISAに回せば、20年で500万円超の資産形成。
詳しくは新NISA完全攻略。
今日から、保険見直しを始めてください。
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免責事項
本記事は運営者個人の見解と経験に基づくものです。
記載の制度・保険料は変更される可能性があります。最新情報は必ず公的機関・各保険会社の公式情報をご確認ください。
シンパパ資産設計士
4児を育てるシングルファーザー/個人事業主20年/投資家20年/兼業大家20年



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