4児を育てるシングルファーザーで、20年来の大家・事業主・投資家でもある私です。妻を病気で亡くしてから、家族のお金を一人で守る重みを毎日噛みしめながら、日々の判断を積み重ねています。このシリーズでは「なぜアメリカ人は当たり前のように株を持っているのか」を、制度・文化・歴史の側面から掘り下げてきました。
前回の第4話では、アメリカの「お金の教育」が家庭と学校の両方で根づいている話をしました。今回はさらに踏み込んで、個人の意思や勉強に頼らなくても、国民が自動的に株主になっていく「制度」に焦点を当てます。シリーズ全体の地図はシリーズハブからたどれますので、途中からの方はそちらもどうぞ。
あらかじめお断りしておくと、ここに書くのはあくまで私個人の見解であり、特定の制度や金融商品の利用を勧めるものではありません。税制や制度は改正されますし、投資には元本割れのリスクがあります。最終的な判断は、ご自身の状況に合わせて専門家にも相談しながら行ってください。それを踏まえたうえで、私が20年の投資・事業・大家経験から「これは仕組みとして本当によくできている」と感じてきたことを、率直にお伝えします。
国民を「自然に株主」にする仕組み——401(k)とは何か
アメリカの資産形成を語るとき、避けて通れないのが401(k)という制度です。名前は内国歳入法(税法)の条文番号からきているのですが、中身を一言でいえば「勤め先を通じて、給料の一部を自分の老後資金として積み立て、その積立金で株式や債券のファンドを買っていく」仕組みです。
私が初めてこの制度の存在を本で知ったとき、正直なところ「日本にもこれがあればよかったのに」と感じました。何がすごいかというと、「投資をしよう」と決意しなくても、勤め始めた瞬間から株主になれる導線が用意されている点です。多くのアメリカ企業では、入社手続きの一環として401(k)への加入が促され、人によっては自動的に加入扱いになります。本人が特に何もしなくても、毎月の給料から一定割合が天引きされ、あらかじめ選ばれたファンドに投資されていく——これがデフォルト(初期設定)になっているのです。
「税金が後回しになる」という強力なインセンティブ
401(k)のもう一つの肝は税制優遇です。代表的なタイプでは、積み立てた分だけその年の課税対象となる所得が減り、運用で得た利益にもすぐには課税されません。税金は将来引き出すときまで繰り延べられます。つまり「今すぐ払うはずだった税金が、運用に回り続ける」という状態が生まれます。
私は事業主として、毎年の税負担と20年向き合ってきました。だからこそ、この「課税の繰り延べ」がどれだけ大きいかが肌でわかります。本来なら国に納めて消えていくはずだったお金が、自分の口座の中で株式として働き続けてくれる。これは利回りそのものを底上げする効果があります。アメリカの人々は、難しい理屈を理解していなくても、「会社の制度を使うと手取りで損しない」という実感を通じて、自然に投資を始められるわけです。
制度設計の妙は、「正しいことをする人を表彰する」のではなく、「何もしない人でも、気づいたら正しい側にいる」ようにすることだと私は思っています。401(k)はまさにそれを体現した仕組みです。
「会社が上乗せしてくれる」マッチング拠出という仕掛け
もう一つ、私が「これは本当によく考えられている」と感じる仕組みがあります。それがマッチング拠出と呼ばれるものです。多くのアメリカ企業では、従業員が401(k)に拠出した金額に応じて、会社が一定割合を上乗せして拠出してくれます。たとえば従業員が給料の何割かを積み立てると、会社がその一部に相当する額を「上乗せ」してくれる、というイメージです。
これは投資家の視点で見ると、極めて強力な仕組みです。なぜなら、拠出した瞬間に、その上乗せ分だけ「確定のリターン」が乗るからです。相場がどう動こうと関係なく、会社が出してくれる分はそのまま自分の口座に積み増される。私は事業をやる中で「ノーリスクで増える話には裏がある」と常に疑ってかかりますが、このマッチング拠出だけは、制度として正面から用意された数少ない例外だと感じます。拠出しない人は、この上乗せを丸ごと取りこぼしているわけで、アメリカでは「会社のマッチングを使い切らないのは、給料の一部を捨てているのと同じ」とまで言われることがあります。
この「使わなければ損をする」という設計が、人々を投資へと自然に押し出していきます。意識が高いから投資するのではなく、制度を使わないと明確に損をするから、結果として投資する。アメリカの株主層の厚みは、こうした地道な仕掛けの積み重ねで作られてきたのだと、私は理解しています。
日本でいえば、これは新NISAやiDeCoの発想に近いものがあります。新NISAは「運用益が非課税」という点で、iDeCoは「掛金が所得控除になり受け取り時まで課税が繰り延べられる」という点で、それぞれ401(k)の良いところを取り入れています。仕組みの背骨は、海の向こうで半世紀近く先に作られていたのです。
IRA・確定拠出年金が生んだ、毎月買われ続ける巨大マネー
401(k)が「勤め先を通じた制度」だとすれば、IRA(個人退職勘定)は「個人が自分の判断で開く老後資金口座」です。勤め先に401(k)がない人や、自営業の人、転職時に前職の401(k)を移し替えたい人などが幅広く使っています。私のように事業主として独立している立場から見ると、IRAは「会社に縛られずに、自分で老後の株主ポジションを積み上げられる枠」として非常に合理的だと感じます。
この401(k)とIRAという二本柱が、アメリカの株式市場に何をもたらしたか。答えは「毎月、自動的に、巨額の資金が株を買い続ける構造」です。何千万人もの働く人々が、給料日ごとにコツコツと積立投資を続けている。一人ひとりの金額は決して大きくなくても、国全体で積み上がると、市場に流れ込むお金の規模は途方もないものになります。
「買い手が途切れない市場」という強さ
大家業を20年やってきた私には、この感覚がよくわかります。賃貸経営でいちばん怖いのは「空室」、つまり需要が途切れることです。逆に、毎月決まって家賃を払ってくれる入居者が安定して埋まっていれば、多少景気が揺れても経営は崩れません。
株式市場も同じで、「買い手が制度的に確保されている」ことは、市場の底堅さに直結します。401(k)やIRAを通じた積立は、株価が上がっていようが下がっていようが、毎月淡々と続きます。むしろ株価が下がった月は同じ金額でより多くの株数を買えるので、長期で見れば下落も味方につけられる。この「感情に左右されない買い需要」が、市場の下値を静かに支えているのです。
| 仕組み | 主な利用者 | 市場への効果 |
|---|---|---|
| 401(k) | 企業に勤める人 | 給与天引きで自動的・継続的な買い需要 |
| IRA | 自営業者・転職者・幅広い個人 | 会社に依存しない個人の積立資金 |
| 確定拠出年金全般 | 働く世代の多く | 長期・分散・積立の「巨大な慣性」 |
大家として、私は「需要が安定している市場ほど、長く付き合う価値がある」と考えてきました。空室リスクの低い好立地の物件が手堅いのと同じで、買い手が制度的に保証されている市場は、長期保有の土台として信頼に足ります。米国株を長期で持つという選択の背景には、こうした「需要の構造」への信頼があるのです。
日本でも、つみたて投資枠を備えた新NISAや、iDeCoによる毎月の積立が少しずつ広がっています。オルカン(全世界株式インデックス)やS&P500連動のファンドを毎月コツコツ買い続ける人が増えれば、規模は違えど、日本でも同じ「途切れない買い手」の構造が育っていくはずだと私は期待しています。私自身も、こうした構造に乗る一人として、新NISAのつみたて投資枠で淡々と積立を続けています。
給与天引きで全自動——「やらない選択」を消す設計の妙
ここまで読んで、「結局アメリカ人は意識が高いんでしょう」と思われた方もいるかもしれません。でも、私が制度をいくつも調べて行き着いた結論は逆でした。アメリカの強さは「意識の高さ」ではなく、「意識が低くても続いてしまう設計」にあります。
その中心が給与天引きと自動加入です。給料は、手元に入ってくる前に、決まった割合が自動的に投資口座へ流れていく。人間は不思議なもので、いったん手にしたお金を投資に回すのはためらうのに、最初から無かったことにすれば、その金額を「無いもの」として生活を組み立てられます。私自身、4人の子どもを育てながら家計を回していて、この「先取りで見えなくする」効果の大きさを実感しています。
行動を変えるより、初期設定を変える
かつてアメリカでも、「やる気のある人だけが自分で申し込む」方式だった時代がありました。その頃は加入率がなかなか上がらなかったといいます。ところが、申し込まない限り自動的に加入扱いになる「自動加入」を初期設定にしたところ、加入率が大きく改善したと報告されています。人間は「自分で決めて始める」のは苦手でも、「わざわざやめる手続きをする」のはもっと面倒に感じる——この心理を制度がうまく利用しているのです。
意志の力で20年間積立を続けられる人は、ごく一握りです。でも「やめる手続きをしない」だけで20年続けられるなら、ほとんどの人ができる。投資を成功させる最大のコツは、たぶん「気合い」ではなく「自動化」なのだと、私は経験から思います。
事業を20年やってきて痛感するのは、「人の善意や根性に依存する仕組みは、必ずどこかで破綻する」ということです。継続が必要なものほど、人の判断を挟まず自動で回るようにしておく。資産形成もまったく同じで、毎月の積立を手動で振り込む方式だと、忙しい月や気分が乗らない月にどうしても抜けが出ます。
これは私の家計運営でも徹底していることです。4人の子どもがいると、毎月どこかで予想外の出費が発生します。学費、医療費、急な買い替え——そのたびに「今月の積立はどうしようか」と判断していたら、いずれ積立は後回しになり、やがて止まってしまうでしょう。だから私は、積立を「判断する対象」から外し、家賃や光熱費と同じ「固定の支出」として最初から組み込んでいます。先取りで投資に回したあとの残りで生活を組み立てる。この順番を逆にしないことが、長く続ける唯一のコツだと思っています。
「相場を読む」をやめると、むしろ続く
もう一つ、自動化には見落とされがちな効能があります。それは「相場を読まなくてよくなる」ことです。手動で積み立てる人は、どうしても「今は高いから少し待とう」「下がってから買おう」と考えてしまいます。ところが、こうしたタイミングの判断は、プロでも当てるのが難しい。結局、待っているうちに相場が上がってしまい、買い時を逃すことが多いのです。
給与天引きや自動積立は、この「タイミングを読む」という最も失敗しやすい行為を、仕組みごと取り除いてくれます。高いときも安いときも、同じ金額で淡々と買い続ける。結果として、平均的な価格で買い続けることになり、高値づかみのリスクも、買い逃しのリスクも平準化されます。私自身、若い頃は相場を読もうとして何度も痛い目に遭いました。20年かけて学んだのは、「読まないと決めて、自動で続ける」ほうが、たいていの場合は良い結果になるということです。
日本でこの「全自動」を再現するなら、新NISAのつみたて投資枠やiDeCoで毎月の自動積立を設定し、あとは原則さわらないのが王道だと私は考えています。設定さえ済ませてしまえば、あとは制度が淡々と株主ポジションを積み上げてくれる。オルカンやS&P500のインデックスファンドを積立先にしておけば、銘柄選びに悩む必要もありません。
この巨大な買い需要が、米国株の長期上昇の燃料になっている
ここで一度、視点を上空に引き上げてみます。何千万人もの働く人々が、何十年にもわたって、毎月株を買い続ける。この行動が国全体で積み重なると、市場には「長期にわたって途切れない買いの圧力」が生まれます。私はこれを、米国株が長い目で見て右肩上がりを続けてきた「燃料」の一つだと捉えています。
もちろん、株価は短期的には激しく上下します。リーマンショックのような暴落も、感染症による急落もありました。一時的に資産が大きく目減りする局面は、これからも必ず訪れるでしょう。それでも、退職口座を通じた積立は、暴落の最中でも止まりません。むしろ価格が下がった局面では、同じ積立額でより多くの株数を仕込むことになる。この「下落時こそ静かに買い増している層」の存在が、市場が立ち直る土台になってきたと私は見ています。
「複利」をどちらの側で受け取るか
私が資産形成で一貫して大切にしているスタンスがあります。それは「複利は、借り手として受け取れば最大の敵になり、株主として受け取れば最強の味方になる」ということです。
借金をすれば、複利は利息という形で容赦なくこちらの資産を削っていきます。だから私は、借りたお金で「借入額+借入コストを上回るリターン」を確実に生める見込みがある場合を除いて、基本的に借金には慎重です。一方で、株主の側に回れば、企業が稼いだ利益が再投資され、その積み重ねが複利となって自分の資産を膨らませてくれます。401(k)やIRAは、まさに国民を大量に「複利を味方につける株主の側」へ移動させる装置だと言えます。
毎月の積立で買った株が、配当や値上がりを通じて利益を生み、その利益がまた市場に再投資されていく。長い時間をかけて、複利が複利を呼ぶ循環が回り始めます。アメリカという国は、制度によってこの循環に国民を半ば自動的に乗せてきた——私はそこに、文化以上に「設計の勝利」を感じます。
日本でも、新NISAの非課税枠を使ってオルカンやS&P500を長期で積み立てれば、運用益に課税されない分だけ複利の効率は高まります。iDeCoなら受け取り時まで課税が繰り延べられる。制度の力を借りて「複利を味方につける株主の側」に立つことは、日本に暮らす私たちにも十分に開かれた道です。
日本のNISA・iDeCoは「30年遅れの追走」
こうして見てくると、日本の新NISAやiDeCoが何を目指しているのかが、くっきりと見えてきます。私の率直な印象を言えば、これらはアメリカが半世紀近く前から育ててきた仕組みへの「追走」です。少し厳しい言い方をすれば、30年以上遅れてようやく本格的に走り出した、というのが私の見立てです。
とはいえ、これは悲観ではなく、むしろ希望として受け止めています。なぜなら、追走する側には「先行者の成功と失敗を見てから設計できる」という利点があるからです。アメリカが試行錯誤の末にたどり着いた「税制優遇」「長期・積立・分散」「自動化」といった要素を、日本の制度は最初から取り込んでいます。
| 観点 | アメリカ(401(k)・IRA) | 日本(新NISA・iDeCo) |
|---|---|---|
| 税制優遇 | 課税繰り延べ・運用益優遇 | 運用益非課税(NISA)/所得控除・繰り延べ(iDeCo) |
| 自動化 | 給与天引き・自動加入が普及 | 金融機関での自動積立設定で再現可能 |
| 歴史 | 半世紀近い積み重ね | 本格普及はここ十数年・新NISAは比較的新しい |
| 株主層の厚み | 働く世代の多くが株主 | これから厚みを増していく段階 |
遅れているからこそ、今が「種まきの時期」
「30年遅れ」と聞くと残念に感じるかもしれません。でも私は、4人の子どもを育てる親として、ここにこそチャンスがあると考えています。日本の株主層は、アメリカに比べればまだ薄い。ということは、これから新NISAやiDeCoを通じて株主になる人が増えていく余地が、まだたっぷり残っているということです。先に動いた人ほど、長い時間という最大の味方を多く確保できます。
制度が整い、自動積立の手段もそろっている今は、私たちにとって「種まきの時期」です。オルカンで世界全体に分散するも良し、S&P500でアメリカ経済の成長に乗るも良し。新NISAの非課税という追い風を受けながら、自分のペースで株主の側に回っていけばいい。アメリカが半世紀かけて整えた道を、私たちは舗装済みの状態で歩けるのですから、これを使わない手はないと私は思っています。
制度を味方につける——私が枠を毎年使い切る理由
最後に、私自身がどう制度と向き合っているかを、一人の投資家としてお話しします。あくまで私個人の方針であり、誰にとっても正解だと言うつもりはありません。それでも、20年投資を続けてきた人間の一つの実例として、何かのヒントになればと思います。
私は、使える非課税・優遇の枠は毎年できる限り使い切ることを基本方針にしています。理由は単純で、これらの枠は「その年に使わなければ消えてしまう、国が用意してくれた追い風」だからです。事業をやっていると、世の中には「使える制度を使わない」だけで損をしている場面が驚くほど多いことに気づきます。税制優遇の枠も、まさにその典型です。
私が枠を優先する三つの理由
- 複利を味方につける時間を一年でも長く確保するため。同じ金額なら、早く投資に回したお金ほど、複利の効く時間が長くなります。
- 運用益に課税されない分だけ、手元に残る成果が変わるため。長期になるほど、この差は無視できない大きさになります。
- 「自動で続く仕組み」に乗せてしまえば、自分の意志に頼らずに済むため。気分や相場に左右されず、淡々と株主ポジションが積み上がります。
ただし、ここで自分への戒めとして必ず添えていることがあります。それは「枠を使い切るために、生活防衛資金を削ったり、無理に借金をしてまで投資に回したりはしない」ということです。4人の子どもを抱える身として、急な出費や万一に備える現金は、何よりも先に確保しておく。投資はあくまで、生活の土台が固まったうえで回す「余力」の話です。
制度は味方ですが、無理は敵です。複利を株主の側で味方につける一方で、借金という形で複利を敵に回すことだけは、私は徹底して避けています。この二つを混同しないことが、長く市場に居続けるためのコツだと感じています。
妻を病気で亡くしてから、私は「家族のために崩れない家計を作ること」を何より優先するようになりました。その私が、新NISAやiDeCoといった制度を毎年使い切ろうとしているのは、これらが「無理なく、自動で、長期に、複利を味方につけられる」数少ない正攻法の道具だからです。オルカンやS&P500を積立先に据え、設定したら原則さわらない。派手さはありませんが、これが20年の試行錯誤の末に私がたどり着いた、地味で確実なやり方です。
まとめ——制度が投資を生み、株主層を作る
今回お伝えしたかったのは、アメリカの株主層は「国民の意識の高さ」だけで生まれたわけではない、ということです。401(k)とIRAという制度が、給与天引きと自動加入という仕組みを通じて、意志に頼らずとも国民を株主に変えていった。その結果として、毎月途切れない巨大な買い需要が生まれ、それが米国株の長期上昇を静かに支える燃料になってきた——私はそう理解しています。
日本の新NISAやiDeCoは、その良いところを取り入れた「30年遅れの追走」ですが、追走だからこそ整った道を歩けます。複利を借り手として敵に回すのではなく、株主として味方につける。そのための道具として、これらの制度は本当によくできていると、私は一投資家として感じています。あとは、使える枠を無理のない範囲で使い切り、オルカンやS&P500を積み立て、設定したら原則さわらない。地味ですが、これが制度を味方につける最短ルートだと考えています。
繰り返しになりますが、本記事は私個人の見解であり、特定の商品や制度の利用を勧めるものではありません。制度は改正されますし、投資には元本割れのリスクがあります。ご自身の状況に合わせて、必要なら専門家にも相談しながら判断していただければと思います。
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第6話:なぜアメリカは行動が速いのか へ続く


